突然SNSでグループに招待…60代男性が“投資”巡り総額5200万円の詐欺被害 指定口座に次々送金

01/17(金) 17:15

石川県金沢市の60代男性がSNSを使った投資型詐欺で総額5200万円をだまし取られたことが分かりました。

総額5200万円をだまし取られたのは、金沢市に住む60代の男性です。警察によりますと男性は2024年9月下旬、SNSで投資について話す数十人のトークグループに突然招待され、日本人の女をかたる人物から「あなたもどうですか？」と勧誘を受けました。その誘いに乗ると今度は投資に詳しいという日本人の男をかたる人物とやり取りが始まり、指定された口座に4回、あわせて1300万円を送金しました。また同じ時期に別の日本人の女をかたる人物からFX投資を勧めるメッセージが個別に届き、その後、こちらも投資に詳しいという日本人の男をかたる別の人物へと誘導され、指定された口座に13回、あわせて3900万円を送金。男性はネットやアプリ上の取引口座で利益が出ていることを確認し出金しようとしましたが、高額な手数料がかかると言われ詐欺と気づいたということです。2024年県内で確認されたSNS型投資詐欺とロマンス詐欺の件数は109件で、被害額は約11億9700万円でした。また、特殊詐欺の件数は128件で被害額は約3億200万円に上っています。県警は「知らないアカウントや会ったことがない相手の話は信用せず、投資やもうけ話の勧誘は詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけています。