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能登に賑わいを…国が整備する『能登半島絶景海道』方向性話し合う初の会合 震災遺構活用など4本柱で検討

地震や水害で大きな被害を受けた能登に再び人を呼び込むため国は、国道249号や沿岸部の県道などおよそ250キロの区間について「能登半島絶景海道」と名付け整備を進めています。では、どのような整備を行うのかその方向性について話し合う検討会が初めて開かれました。

石川県七尾市で開かれた1回目の検討会には、金沢大学の土木計画の専門家や市町の担当者などおよそ20人が出席しました。会では、地震で被害を受けた観光名所の賑わい復活、道の駅や自転車周遊コースの環境整備、震災遺構の活用など今後、4つの柱で検討を進めていくことになりました。出席した委員からは、珠洲市のゴジラ岩や曽々木海岸の窓岩なども震災遺構として新たな観光名所とするため今後、駐車場の整備が必要、といった意見も出されました。

能登半島絶景海道の形成に向けた検討会 藤生慎委員長(金沢大学・准教授):
地震前の景観であったり地震後の景観であったり、住民の皆さんが考えてらっしゃることとかいろんなことがありますので、その辺も踏まえていろいろ検討していきたい

検討会は今後も定期的に開催され方針案をとりまとめたうえで、自治体の復興計画に盛り込まれます。

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