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山全体が地すべり…輪島市の高台にある城兼地区で国が住民説明会 建物再建時の建築許可を巡り住民から要望
能登半島地震で大規模な地すべりが発生した輪島市。3日、高台の住民などを対象にした国の説明会が開かれました。
船本区長:
「ここが市道なんです。」
高台にある輪島市城兼地区。ブルーシートが敷かれているのは雨がしみ込むと崩れる恐れがあるからです。
能登半島地震でこの地区を含む山全体が 地すべりを起こし63世帯いた住民は22世帯に減りました。区長の船本喜與隆(ふなもときよたか)さんも自宅に住めなくなった1人。地面が傾いたため、この場所で自宅を再建するには地盤改良をしなければなりません。
船本区長:
「土地改良にしても地盤改良も自費でやるしかない。がれきの撤去も。でもそんな金なんてないもん。」
今後地区はどうなるのか…3日、地区の住民などが近くの公民館に集まりました。
リポート:
「能登半島地震で発生した地滑りの復旧工事について、間もなく国から住民へ説明が行われます。」
開かれたのは国の説明会。担当者から崖ののり面に杭を打ち込み地盤を強化することなどが説明されました。復旧工事は5年後の2029年度末までに完了する計画ですが、住民が最も知りたいことは、将来、このエリアに建物を再建する場合、建築許可が下りるかどうかです。
住民と国交省のやりとりで住民は、「対策工事うってます、この崖は安全ですという根拠を示せて初めて建物が建てられるんです。ということは工事が終わらないことには許可下りないと思います。」と訴えていました。そのほか、「建てられるのかどうなのか、どこの行政もいいから確約をもらいたい。どこ行ってもたらい回し。」との声も…。
今回の説明会には建築許可を出す市や県の担当者は不在。住民からは窓口を一本化して欲しいなどの要望が出されました。
船本区長:
「実行する人の窓口を1つにしてそれから方々へ橋渡ししてくれるっていう、そういう仕組みがないといかんと思いますよ。そんなんじゃ出ていった人は戻ってきませんよ。」