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“海猿”が復活…金沢海上保安部に15年ぶりとなる『潜水士』を配置 金沢港で厳しい訓練メニューを披露
金沢に「海猿」が復活です。金沢海上保安部に15年ぶりとなる潜水士が配置されました。沖合での人命救助などを行う精鋭部隊。4月23日、金沢港で訓練の様子が公開されました。
金沢港に集まった4人の男性。
その正体は…?
潜水士:
「潜水訓練かかれ!今から集まれ!」
金沢海上保安部の巡視艇「かがゆき」に15年ぶりに配置された潜水士です。
金沢海上保安部が管轄するおよそ140キロの海岸線のうち90キロが砂浜。海水浴や釣りなどのマリンレジャーを楽しむ人が多くその結果、水難事故も発生しています。
このため、水中で活動ができる潜水士を配置することでより迅速で確実な救助が期待されます。
4月23日、金沢港で行われた配置後初の訓練では10キロのおもりを抱えて泳いだりロープを使って船の上に乗り込むなどおよそ1時間にわたって厳しい訓練メニューが披露されました。
カメラマン:
「やっぱりきついですか?」
潜水士:
「きついです」
金沢海上保安部巡視艇かがゆき 石川洋平潜水班長:
「体力的にも厳しい訓練が常日頃あるのですが海上保安庁の救助の精神の中に昔から『苦しい、疲れた、もうやめたでは人の命は救えない』という言葉がありましてその言葉を胸に潜水士はみんな訓練に励んでいます。皆さんの期待に応えるとともに要救助者に安心感を与えられるようなそういった潜水士になりたいと思います。」