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能登半島地震で被災した子育て世帯にアンケート…震災から1年で「子どものストレスがたまっている」が突出

能登半島地震で被災した子育て世帯を対象に実施したアンケート調査。震災から約1年がたっているにもかかわらず、「子どものストレスがたまっている」と答えた世帯が多い事がわかりました。

子どもの支援を行う国際的なNGOセーブ・ザ・チルドレンが去年11月から12月にかけ被災した約3000世帯を対象に実施したアンケート調査。全体の9割で子どもの生活にマイナスの影響があったとの回答がありました。

具体的な影響を聞くと、災害に対する恐怖などで「子どものストレスがたまっている」と回答した人が突出して多く、次いで運動不足、学力の低下と続いています。

セーブ・ザ・チルドレンによりますと同様のアンケートは東日本大震災や熊本地震などでも行っていますが、地震後1年のタイミングで比較すると子どもの心の回復が遅れていることがわかりました。

セーブ・ザ・チルドレン:
「子どもたちの心のケアのところが他と比べても、子どもたち自身からも別のアンケートの中でもかなり多く出ておりましたのと、今回保護者の中からもそこの懸念点というところが回答の中での割合も多かったですし、一年近くたったなかでも引き続き続いているところは他の災害と比べてもかなり大きいのかなと思います。」

セーブ・ザ・チルドレンはこの調査結果を県教育委員会に提出。国や県などに被災した子どものこころのケアや子育て世帯への経済支援充実などを求めています。

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