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能登半島地震でダンススクールオープン遅れて破綻の連鎖で小松市の不動産会社も事業停止自己破産申請へ

小松市の不動産業、仁大が事業を停止し、自己破産の申請を行う見通しとなったことが分かりました。負債総額は約1億7000万円とみられています。
事業停止したのは小松市那谷町の不動産業「仁大」です。
帝国データバンクによりますと「仁大」は2024年7月設立の不動産業者で、大手不動産会社に勤務実績のある代表が事業を開始し、2024年8月には富山県高岡市で賃貸マンションを取得、管理運用を行っていました。しかし同じ代表が兼務する「海詩」が資金繰り難から6月4日に事業を停止し、連鎖する形で仁大も6月下旬に事業停止となりました。
海詩は、ダンススクールなど手がけていましたが、2024年元日に発生した能登半島地震で、取得不動産の修繕費用がかさんだ上、スクールのオープン時期が先送りにとなり、2025年4月にダンススクールを開校したものの資金繰り難となり、9月2日に金沢地裁から破産手続き開始決定を受けていました。
仁大の負債は金融債務を中心に約1億7000万円に上る見込みだという事です。