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温泉街に賑わいを…加賀屋とグループ会社が『和倉温泉とと楽食堂』オープン メニューには能登の食材が並ぶ
能登半島地震から2年3か月。
大きな被害を受けた和倉温泉に活気を取り戻そうと、新たな食堂がオープンしました。
記者リポート:
「今月から公費解体がはじまった旅館・加賀屋。そのグループ会社が和倉温泉の賑わいを取り戻そうとお店をオープンさせました。」
老舗旅館の加賀屋は、2年前の能登半島地震で壁が崩落するなど深刻なダメージを受けました。4棟あった建物はすべて解体が決まり、今月からその工事が始まっています。
旅館としての営業再開が見通せない中、「街の灯を消さず、復興へ歩みを進めよう」と、きょうオープンしたのが「和倉温泉とと楽食堂」です。
店名の「とと楽」は、かつて加賀屋の中で営業し、地元客や宿泊客に親しまれた居酒屋の名称を受け継ぎました。
店内には、宴会場で使われていたのれんやテーブル、実際に夕食で提供していた食器が使われ、和倉の伝統を身近に感じることができます。
メニューには能登の食材が並びます。看板メニューの「とと楽定食」には、伝統の調味料「いしる」で味付けした煮物や煮魚。そして、身の引き締まった「能登フグの唐揚げ」が添えられています。
食感がしっかりしていて噛めば噛むほど旨みが出てきますこのほか、かつての居酒屋で「締めの一杯」として人気だった「いしるラーメン」をリニューアルした一品や、輪島の干物定食も提供されています。
また、店内には土産店も併設。旅館の休業中、スタッフが実際に奥能登へ足を運んで見つけてきた、能登の菓子や地酒などおよそ180点が並んでいます。
旅館「虹と海」の元料理長・三輪徹店長:
「今は、解体業者の方もいますが能登の方には震災後観光客が来ていなかったので、和倉温泉全体にお客さんが戻ってくるように少しでも力になれるよう協力していきたい。」
「とと楽食堂」の営業時間は午前8時から午後4時まで。
賑わいの復活を目指し、和倉温泉がまた一歩前進しました。