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ベトナムから来て被災…避難所で過ごす技能実習生 工場と寮被災し「仕事がない 帰るのにも働かないと…」
被災したのは日本人だけでなく外国人も同じです。石川県能登町の中学校に避難しているベトナムからきた技能実習生を取材しました。
能登町の中学校で避難しているのは縫製工場で働く、ベトナムからの技能実習生です。
ジャンさん:
「地震が起きた時私たちは1階から飛び降りて日本人に連れられてきた」
(Q.一番困っていることは)
「仕事がない。お金がない。帰るのにも働かないと」
日本語でのコミュニケーションが十分取れない中、支えとなっているのは同じ工場で働く日本人女性です。
(会話)
「みなさん、喉、大丈夫?」
「大丈夫」
「マスクしてね」
避難所から約1キロ離れたところにある工場。1階は工場で2階が寮です。しかし、地震の被害で生活はできません。
片付けをしているロさん。地震発生時、そばにいた日本人と車で一緒に高台へ逃げたと言います。
ロさん:
「(今までも)10回から15回地震はあったけど小さかった」
(Q.今回みたいな大きいのは初めてですか)
「初めて。全部ぐちゃぐちゃ。地震の時、終わり、私帰れない、怖い」
(Q.ベトナムの家族と連絡はしましたか)
「連絡した。健康が一番大事、気をつけて(と言われた)」
いま不安なことを聞くと―。
ロさん:
「今仕事できないから給料もない。これからもまだわからない、本当に大変」
一刻も早い仕事の再開を願う技能実習生たち。こうした外国人へのフォローも必要です。