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自衛隊名乗る“不審者”が土足で自宅に「被害見せてください」 輪島市で住民に不安広がる 

孤立が解消されたばかりの輪島市門前町で自衛隊をかたる2人の不審者が家に立ち入り、住民に不安が広がっています。

地震発生から1月9日まで孤立集落となっていた輪島市七浦(しつら)地区。

水と電気はまだ通っていませんが、249人が避難所や自宅などで生活を送っています。

清岡幸子さん(76)は数日前にこんな出来事がありました。

清岡幸子さん:
「自衛隊の者ですけど、地震のあとの家の被害を見せてくださいと言った。土足で上がってきた、2階にも上がった」

清岡さんによると、ヘルメットや作業着を身に着けた50代の男性2人組が自衛隊をかたって自宅に入ってきたというのです。

家の中には長靴の足跡が残されていました。

清岡幸子さん:
「土足で入ってくるからあれ…?と思った。ちょっと怖いし」

さらに、不審な2人組は2階の和室にまで勝手にあがったというのです。

当時は地震の影響で窓ガラスが割れ誰もが自由に出入りができる状態でした。

不審者の目撃情報は他の住民からも…。

中尾高吉さん(元総区長):
「1人が家の中に入って3人が車の中にいて話をしていた。4人グループ。(避難者は)ほとんど夜は家に泊まらないから、集会所に夜は30人くらい寝泊まりしている。きのうから夜回りを始めた」

道路状態が悪く、警察のパトロールもなかなかできないこの地区。

中尾高吉さん(元総区長):
「自己防犯でやっていきます」

なお、自衛隊の隊員はワッペンを肩につけているほか組織で行動するため、単独で集落を訪ねることはないということです。

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