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七尾や穴水等から6店舗…“被災地応援カレー屋台市” 珠洲の店に長い行列「珠洲に来てもらうきっかけに」
ゴールデンウイークも6日が最終日です。最大10連休の人もいたというゴールデンウイーク。最終日もイベント会場などがにぎわったほか、奥能登にも笑顔の花が開きました
リポート:
「ゴールデンウィーク最終日、野々市のカミーノには良い香りが漂っています。みなさんのお目当ては…カレーです!」
石川県内で、カレー店がトップクラスに多い事から始まった野々市カレーフェス。4回目の今年は「被災地応援カレー屋台市」と題して能登半島地震の被害が大きかった七尾市や穴水町などから6店舗が参加しました。
中でも長い行列ができていたのが…さいはての地、珠洲市から参加の「いかなてて」。珠洲の塩で味付けしたこだわりのチキンカレーが提供されました。
店の人は:
「狼煙の灯台の下でお店をしているので。そこできのう仕込んで持ってきた。珠洲のことをこっちの人にも思ってもらったりとか、またこのカレーを食べに珠洲に行こうかなと思ってもらえるきっかけになったらいいなと思って」
客は…:
「最高、おいしい。めっちゃおいしいです。どっちも大盛頼んだんですけどまだ全然食べられそうなのでもう一個また選びたいと思います」
主催者は:
「たくさんカレーを食べていただいてカレーを食べることを通して能登の応援、元気を届けることにつながったら嬉しいなと思っています」
この屋台市、およそ1000食用意したカレーが3時間ほどで完売したそうです。
子ども:
「カニ汁とイカとホタテ」
金沢市民の台所、近江町市場では…
富山県からの観光客:
「子供たちにこういう市場の様子を体験させたくて連れてきました。とれる魚が違うので、また違った良さがあるなと思います」
Q 何食べた?
子ども:
「カニ汁とイカとホタテ」
Q 味はどうでしたか?
「おいしかった」
観光名所のひがし茶屋街でも…
菓舗KazuNakashima 林八栄子店長:
「ようやく活気が戻ってきたかなと」
普段なら1時間ほど待つというこちらの和菓子店。地震の影響で観光客が激減しましたが、このGWで、今年初めて行列が出来たそうです。
林店長:
「行列を整理するポールがあるんですが、このGW、(お客を)整理するために初めてポールを出しました。ようやくです。やっと行列ができるぐらいお客様が来て頂けるようになりました」
一方、能登でも…
リポート:
「赤く色づいた大きないちご。こちらの農園でもいちご狩りのシーズンが到来し、いちごが食べごろを迎えています」
赤崎イチゴで知られる能登町布浦(ぬのうら)。畝が崩れ断水の被害にあいながらもため池から水をくむなどして何とか食べ頃を迎えました。
摘み取りに来た人:
Q おいしい?
「あの子がもうすぐ誕生日なのでいちご大好きなのできました。」
Q 少し早めのプレゼント?
「誕生日プレゼントで。友人がボランティアで能登に来ていた。すごく甘くて程よい酸味もあってとてもおいしい。41個たべた!おなかいっぱい。甘い」
例年より1週間ほど生育は遅れたもののゴールデンウイーク前の先月26日に摘み取り体験を始めました。
しかし…
毎年来てる人は:
「地震の影響ですごく静か。いつもはGWに予約が取れない」
去年は1日に20組ほどあった予約も今年は1日5組ほどに。団体客の予約はなかったそうです。
宮前園 宮前恒夫さん:
「今年は全く予約が入らなくてどうしたものかと思っていたが、常連さんが心配して見舞いがてらに来てくれてありがたい。お客さんが甘い、おいしいて言ってくれたらそれが1番力になる。」
来週からは露地栽培のイチゴも始まるという赤崎イチゴ。摘み取り体験は、来月初め頃まで楽しめるそうです。