石川テレビ

石川テレビ 8ch

石川県内ニュース

総額7.5億円不正に集めたか…「騙すつもりなかった」詐欺罪に問われた生保の元社員が起訴内容を一部否認

総額7億5000万円を顧客から不正に集め金沢市内の男性から500万円を騙し取ったとされる詐欺事件。プルデンシャル生命保険、金沢支社の元社員の初公判が行われ男は起訴内容を一部否認しました。

この裁判は、プルデンシャル生命保険元社員で京都市中京区在住の男(65)が2022年5月、金沢市の60代男性に対し「500万円ほど預けてもらえれば運用益を出すことができる」などと偽り、現金500万円をだまし取った詐欺の罪に問われているものです。19日の初公判で被告は「現金を受け取ったのは事実です。しかし、騙すつもりはありませんでした」と起訴内容を一部否認。被告の弁護士も「だまそうとする意思はなかった」として無実を主張しました。一方、検察側は10月中旬ごろに向け、他の詐欺事件についても追起訴の準備を進めているとして冒頭陳述などは行われませんでした。被告が勤めていた保険会社によりますと被告は1999年からのおよそ24年間に、34人の顧客からおよそ7億5000万円を預かり、この内、およそ5億3000万円あまりが返済されていないという事です。次回の公判は10月24日の予定です。

この被告はさらに加賀市在住の50代の女性からも1700万円を騙し取った疑いで再逮捕されました。警察によりますと容疑者は2023年1月から4月までの間、加賀市在住の50代の女性に「私にお金を預けてくれれば年利20%の運用益をお渡しできる。元本も保証します」などと話し合計1700万円を騙し取った疑いがもたれています。詐欺容疑での逮捕は4回目で警察は余罪についても調べを進めています。

最近のニュース