秋場所優勝決定と豪雨災害が同日に…石川県出身の関脇・大の里「少しでも僕の優勝で元気になってくれれば」

09/23(月) 20:08

大相撲秋場所で優勝を果たした津幡町出身の関脇大の里。大関昇進を確実とした大の里のインタビューをたっぷりとお届けします。常に忘れないのは「ふるさと石川県」への思いです。

21日、地元津幡町では優勝決定の瞬間を多くの町民が見守っていました。

子ども：
「感動しました。これまでにない最高の喜びの日です、ありがとうございました！。優勝！最高です！おめでとう」

大の里：
「優勝という結果で今場所終われてよかったです。地元石川県が大変な状況になっている中で、きのうニュース見てびっくりしましたし、なんとかきのうは絶対優勝を決めて石川県に明るい話題を届けたいということで少しでも僕の優勝で元気になってくれればいいかなと思いました」

喜びとともに、常に忘れないのがふるさとへの思いです。秋場所の優勝が決まった同じ日、能登地方で豪雨災害が発生。ふるさとにエールを送り自分の明るい話題を届けたかったと語りました。

大の里：
「やっぱり石川県の応援はすごくたくさん聞こえてますし伝わっているので、ああいう状況になっているというのを土曜日の朝に知って絶対今日僕が優勝したいって土曜日の朝決めてたので土曜日に決められてよかったですし僕の話題が少しでも石川県の皆さんに伝わったかなと思います」

そして千秋楽パーティーから一夜明けた23日、改めて心境を語りました。

大の里：
「優勝どうこう、大関どうこうというのは場所中全く考えていなかったのでもうやり切ろうと思い切って、名古屋場所の反省を生かして頑張ろうということだけを考えていたので、おのずと結果はついてくると思っていたので」

気になるのは大関への昇進。目安は直近の3場所で33勝を上げること。大の里の結果は34勝、昇進は確実です。

大の里：
「まだなってもいないですし、まだ関脇大の里です。次に向けてより一層がんばらんとだめだなという気持ちになりました」

大関「大の里」が誕生すれば、県内では出島（でじま）以来25年ぶり。大関昇進を正式に決める臨時理事会の開催は、25日水曜日です。