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「また避難所…ガクっときた」床上浸水等の被害に遭った輪島の仮設住宅 復旧作業のため一時的な退去始まる

能登半島地震の被災地を襲った豪雨災害から9日。行方不明者の捜索が続けられています。こうした中、床上浸水などの被害にあった仮設住宅の復旧作業を行うため、30日から入居者の一時的な退去が始まりました。

輪島市宅田町の仮設住宅。床上浸水した仮設住宅を直して再び使えるようにするため、入居者が一時的に退去することになりました。この仮設住宅団地では、河原田川の氾濫で142戸あるほとんどの仮設住宅が床上浸水の被害を受けました。30日は市の職員が住宅一軒一軒を回り、電気の解約などを説明した後、鍵を回収していきました。

住民:
また避難所って正直結構がくっときて1週間くらいはとりあえず何も考えんとぼーっとしようと現実逃避していました。母親的にはここに住みたい、戻ってこられればいいと言っています

復旧工事中は部屋の中の荷物を、市が一時的に預かり、年内の工事完了を目指すと言うことですが、こんな人も…

住民:
雨振るたびにトラウマになるのでもうダメやなと思って。もうここは戻らない
Q浸水地域だったという説明は入居時には?
住民:
あったんかね、俺は聞いてないですけど。契約書にあったんかもしれない

仮設住宅に母と2人で住んでいた男性。豪雨の前に市内の空き家に引っ越すことを決めていたため、3日前からここで暮らしています。

今回の豪雨では、輪島市と珠洲市の6つの仮設住宅団地であわせて209戸が浸水しました。ただ県は、別の場所で再整備する方針はないようです。

馳知事:
同じ場所で直せば住むことは可能です。が、やはり誘導含めたハードとソフトの両面での安心を被災者の皆さんに届ける必要があると思っています

一方、輪島市は今回の豪雨で新たに仮設住宅を希望する人に対し、1日までに申請するよう呼びかけています。

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