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「私が元気なうちは描き続ける」豪雨災害で亡くなった喜三翼音さんの祖父 亡き孫お気に入りの品を販売再開

先月の能登豪雨で犠牲となった中学生の喜三翼音さん。19日、遺族が出張輪島朝市の一員としてイベントに出店しました。

喜三翼音さんは先月21日に発生した能登豪雨の犠牲となりました。輪島塗の蒔絵師で翼音さんの祖父・誠志さんは19日、金沢市の産業展示館で開かれたイベントに出店し、翼音さんの写真とともに店先に立ちました。

祖父・誠志さん
「翼音がとにかく「いっぱい作って」って。可愛いし絶対に売れるからコレいっぱい作った方がいい」って翼音が売ってあげるって言ってたんですよ。そういう思いが詰まったフクロウなので私が元気なうちは描き続けていきます」

また、白山市で始まった金城大学の学園祭には父・鷹也さんたちの姿も。

父・鷹也さん:
「翼音がいれば僕がやることは無かったんですけど、少しでも(翼音の)代わりになれればと思って頑張ろうと思いました。いくら時間が経っても悲しみは消えないと思いますが、翼音も「少しずつ頑張って」って言ってると思うので、そう思うようにして頑張っていこうと思います」

19日に販売された翼音さんお気に入りのフクロウのコップ20個は完売したということです。

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