SNSで女性を名乗る人物に…60代男性が“約2億2400万円”の詐欺被害「おじは経済学者」と投資勧誘

10/25(金) 17:13

石川県小松市の男性がSNSで知り合った女性を名乗る人物に現金およそ2億2400万円をだまし取られた事がわかりました。

警察によりますと小松市に住む60代の男性は今年7月31日に、中国人と日本人のハーフを名乗る女性からSNSでメッセージが届き、その後、趣味の話で仲良くなったという事です。そして、「金の市場で取引の利益を得た。おじは経済学者で40年以上の投資経験がある。初心者でもリスクの心配はない」などと金の投資を勧められました。

8月26日に投資目的で14万円を相手の指定するネットバンキングの口座に振り込むと、20分後に1割の利益が被害者の口座に振り込まれたそうです。

その後、投資目的で6回にわたり2050万円を振り込んだと言うことです。口座に営利が振り込まれたのは最初だけでしたが、専用のアプリ上で20倍ほどの利益が出ていたと言うことです。

その金を引き出す手数料や補償金が必要と言われ、その後も送金した男性。

今月22日に、男性のアカウントが引き出し停止の状態となり、解除するためにさらに3000万円が必要と言われ、振り込んだものの引き出せないことから警察に相談し、だまされたことがわかったと言う事です。

結局、男性は26回にわたり2億2400万円を送金していました。

石川県警によりますと、SNS型ロマンス詐欺の被害額としては県内で過去最高額だということです。

石川県警は知らないアカウントや実際にあったことがない相手の話は信じない事など呼びかけています。