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地震前の街並みをジオラマに…石川県七尾市で『記憶の街ワークショップ』学生が住民から思い出など聞き復元

ふるさとの記憶をかたちに。住民の記憶をもとに能登半島地震前の街並みをジオラマで復元するプロジェクトが七尾市で行われています。

七尾市内のコミュニティセンターで行われている「記憶の街ワークショップ」。住民たちに、街の魅力や思い出を聞きながら震災前の七尾の街並みを500分の1スケールのジオラマで復元する取り組みです。

取り組んでいるのは、神戸大学で建築を学ぶ学生16人。18日から1週間かけて住民とともにジオラマの完成を目指します。

ワークショップのやりとり:
「これが中山薬局、ここが一本杉通り」

ジオラマにあった七尾市、一本杉通りの薬局は元日の能登半島地震で被害を受け    今は更地となっています。

住民:
「ブルーシートあるでしょ。そこも魚屋さん。魚屋さんが5、6軒ありました。それが全然無くなって。」

また、このあたりは 鮮魚店が軒を連ねたことから 「魚町(うおまち)」と名づけられました。しかし今は一軒も営業してません。
住民たちは思い出話に花が咲き、つい身を乗り出す場面も。

住民:
「前を懐かしんで、こんなのあったねと言って、先輩に聞きながらしてます。」「話しながら、思い出しては、こんなのあったねと」

学生:「今はシャッターが降りてたり、何も無かったりのところなんですけど、なんでも揃うようなお店があって、昔はここで色んな人が生活していたんだなとというのが感じられて、僕まで、ここで住まわれていた方と同じ思いになれた」

ジオラマは18日から7日間をかけて住民と一緒に色を塗り、24日に完成するということです。

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