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能登半島地震の被害調査で判明…旧耐震基準で建てられた木造建築物の約2割が倒壊か崩壊 輪島等で現地確認

能登半島地震の建物に対する被害について国の研究機関が調査した結果、旧耐震基準で建てられた木造建築物のおよそ2割が倒壊または崩壊していたことが分かりました。

調査結果は国土交通省の国土技術政策総合研究所などが発表しました。調査では能登半島地震で被害の大きかった輪島市と珠洲市、穴水町の木造建築物4900棟あまりについて被害状況を現地で確認しました。その結果、1981年以前に建てられた旧耐震基準の建物はおよそ2割にあたる662棟が倒壊または崩壊していたことが分かりました。一方、新耐震基準が適用された1981年から2000年に建てられたもので倒壊または崩壊していたのは5.4%に留まり、基準をさらに厳しくした現行の規定で建てられたものは0.7%にあたる4棟しか倒壊または崩壊していませんでした。また、旧耐震基準で建てられたあとに耐震改修を行った38棟については3棟が大破していましたが、倒壊または崩壊したものは確認されませんでした。

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