石川テレビ

石川テレビ 8ch

石川県内ニュース

「日本を世界一の防災大国に」能登半島地震の犠牲者追悼式で石破首相が誓い…500人以上の犠牲者に祈り

500人以上の犠牲者を出した能登半島地震から1日で1年となりました。石川県では地震が発生した時間にあわせ石破総理大臣や遺族が参列して追悼式が行われました。

元日の能登半島地震では、災害関連死も含め504人が死亡し、2人が行方不明となっているほか、その被災地を襲った9月の奥能登豪雨でも16人が死亡しました。

輪島市の日本航空学園の体育館で行われた追悼式には、遺族を始め、石破総理や地震発生時に総理を務めていた岸田前総理が参列しました。

式典で石破総理は、「生活となりわいの再建、被災地の創造的復興に政府一丸となって取り組んでまいります」と述べ、能登半島地震を教訓に、日本を世界一の防災大国にすると誓いました。

そして、穴水町で父親を亡くした小林由紀子(こばやしゆきこ)さんが、遺族を代表して挨拶しました。

小林さん:
「父を亡くし、父が守り続けてきた大切な店を失った現実に、心が折れそうでした。そんな中で、支えてくれたのは地域の方々からの温かい言葉でした。半歩ずつですが、夫と共にこの店を守り抜き、地域の皆さんと共に歩んでいく。それが亡くなった父への感謝であり、地域の皆さんへの恩返しであると考えています。」

この後、地震が発生した午後4時10分に合わせ、地震と豪雨の犠牲者に黙とうが捧げられました。追悼式には、犠牲者の遺族と来賓あわせて445人が参列し、最後に花を手向け1時間ほどで終了しました。

最近のニュース