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「ファーストペンギン出て来て」奨学金等のプログラム使い高校生で海外留学を 経験者が能登高校で出張授業

29日、石川県能登町では高校生に留学の魅力を伝える出張授業が開かれました。

能登町の能登高校。1、2年生、約70人が真剣に聞いているのは海外留学の話です。

説明会の様子:
「トビタテ!留学ジャパン」は海外に留学したい生徒の皆さんを給付型の奨学金と研修で支援するプログラムです」

これは全国の高校生に海外留学への関心を高めてもらおうと文部科学省が今年度から本格的にスタートした出張授業です。29日は、制度を利用してフィリピンに留学した経験がある宮城県出身の高校3年生小野寺綺芽(おのでらあやめ)さんが体験談を語りました。

小野寺さんも能登の高校生と同じく震災を経験。フィリピンの人たちとハザードマップ作りにチャレンジした経験を話しました。

実は自治体で作っているものはあるが、各家庭や各学校にあるかというとそこまで普及していない文部科学省の制度を使えば最短2週間、最長1カ月の間返済の必要がない奨学金を使って海外に留学することができます。

小野寺さん:
「留学の経験がある方ってそこまで多くないと思う、ファーストペンギンとして自分が行きますって言う風に出てくれる、それが繋がっていったらすごく意味のあること」

能登高校の生徒:
「カナダに留学してみたいと思っていた。異文化を学ぶことで自分たちと何が違うのかを考えて日本に持って帰れたらいいなと思います」

今年の募集は県内の定員が50人、4月1日から受付を開始し、早ければ今年7月から留学することができるということです。

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