石川テレビ

 

第523回石川テレビ放送番組審議会 令和5年4月11日(火)

   ※会議室での出席とMicrosoft Teamsを利用したWebでの出席を併用して開催

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
副委員長 前田 昌彦 毎田 健治
委   員 谷内江 潤子 岩木 弘勝
北 篤司 松田 若子
宮下 智裕 谷口 陽子
北尾 美帆

以上10名(うち3名リポート提出)

1、審議番組(合評)

「アングル2023 100年に1度のチャンス 県内全線開業まで1年」
  令和5年3月18日(土)午後6時00分〜午後6時30分 放送

企画書では光をもたらすのか影のほうが大きくなるのかとあるが、番組を見て影が大きくなるという印象を持った。トンネルのひびの原因が分かったが逆にまた起きるのではないかと不安に思った。大きな起爆剤になるようなものがなかったと思った。敦賀駅での乗換えの不便さも目立った。
全体として知識を深める機会になった。新幹線が開通する期待感を抱かせてもらった。関西への乗り換えが面倒だという思いがする。全体のトーンが少し曖昧ではっきりせず、メッセージのようなものが感じられなかった。福井の取組みもあったら良かった。是非福井テレビと協力して第二弾を制作して欲しい。
金沢から敦賀までの延伸が一年延びた事情が今回の番組で分かり理解が進んだ。小松駅も高さ10メートルのホームが見事だが費用対効果を考えてしまった。小松駅と加賀温泉駅の発車メロディーが松任谷由美さんだったが稲垣アナのナレーションと重なり聞きづらかった。12階建てのビルに相当する巨大な敦賀駅も費用対効果を考えてしまった。 新幹線が開業してからの8年間とこれからが上手くまとめられ、課題も良く分った。
前半は新幹線、後半は沿線の取組みを紹介していた。トンネルは本当に大丈夫なのか不安になった。新幹線に関する知識を深めることができた。後半の沿線の取組みも百年に一度のチャンスになるのかという印象を持った。タイトルとのずれを感じた。番組を見ていて集中力が途切れてしまった。稲垣アナと濱口記者の役割分担が分かりづらかった。途中でセピア色になった意味も良く分らなかった。
新幹線が敦賀延伸により何をもたらすのかを考えさせる番組だった。地域の課題がきめ細かく紹介されていた。トンネルの盤膨れなど知らないことも分かった。石川の魅力をもっと深彫りして考えていくことの重要性を考えさせられた。
全体的には新幹線延伸に対する期待感が高まったと思う。トンネルの盤膨れやひび割れを知り、開業後の事故の懸念が却って深まったのではないか。小松や加賀温泉駅の紹介は良かったが福井に入ってからの紹介が簡略化されていた。敦賀駅が日本一と言うがもう少し丁寧な説明があった方が良かった。加賀百万石はトラブルもあった所でなぜそこを取り上げたのかと思った。全体としてはタイムリーな企画だった。
全般的に有用な情報が詰め込まれた内容のある番組だった。レポーター役の濱口記者も親しみやすく稲垣アナもカジュアルな印象で気軽に視聴できた。トンネルの取材も開業が遅れた原因となったひび割れなど貴重な映像で見応えがあった。小松市は前向きに取り組んでいる印象を持った半面、加賀温泉郷フェスを復活させる情報があったが取り残された課題の深刻さが伝わってきた。
情報量が多すぎたと感じた。工事の進捗状況、新駅の特徴や各市の取組みなどテーマが複数あり誰をターゲットにした番組なのか分かりづらかった。トンネル内部の映像は貴重だったが、工事の進捗状況、構造、事業費膨張への対策などいくつもの情報が混在し、理解が追い付かなかった。市川団十郎さんの映像をあのタイミングで入れた理由を知りたい。
100年に一度という新幹線開業の転機に向かう現在を金沢開業時と重ね合わせた面白い番組だった。濱口記者のトンネルや駅のリポートは知らない情報を知ることができ貴重な映像もあり興味深かった。全体としては新幹線開業という節目を県民が意識し、今後を考える機会になった素晴らしい番組だった。


2、訂正・取り消し放送について

事務局より令和5年3月1日〜3月31日までの自社制作番組放送の中で、上記に該当した番組はなかった旨、報告した。


3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和5年3月1日〜3月31日
までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和5年3月お問い合わせ
電話 30件
メール 18件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和5年4月30日(日) 午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 令和5年5月1日(月) 深夜2時11分〜2時15分(字幕放送)

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