石川テレビ

 

第526回石川テレビ放送番組審議会 令和5年7月11日(火)

   

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
副委員長 平田 浩二
委   員 谷内江 潤子 岩木 弘勝
北 篤司 松田 若子
宮下 智裕 谷口 陽子
北尾 美帆

以上9名

1、審議番組(合評)

「石川さんnewsイット 珠洲地震から1か月」
  令和5年6月5日(月) 午後5時12分〜午後6時45分 放送

珠洲地震をあらゆる角度から捉えていた。特に興味を引いたのは過疎地における高齢者の安否確認、空き家問題です。違和感があったのは市長に今の気持ちを聞いても意味がないと感じた。
地震から1か月が経過したタイミングで情報と課題を整理して拡大枠にしたのは丁度良かった。避難者確認名簿の作成が個人情報との関係とも重なり興味深かった。建築に携わる者として坂茂氏の紙のログハウスも嬉しく思った。
震災や防災について認識が深まった。自分自身も災害に備える必要性を考えさせられた。盛り沢山の内容だったが分かり易かった。地域の人と繋がることの重要性、更に正常性バイアスも自分が去年の豪雨を体験して印象に残った。
地震から1か月が経過した珠洲の様子がリポーターによるライブ映像で分かり効果的だった。空き家問題や罹災証明の発行について現場取材を通じた問題提起もあり良かった。高校生のアンケート調査で伝え方を工夫して欲しかった。最初にアナウンサーの音が聞こえなかったことやアナウンサーが時々言い淀む場面は残念だった。
災害報道はテレビ局の使命だが、災害直後に止まらず継続的な取材が大事だ。今回の放送はその手始めだ。全国で相次ぐ地震との関係に番組冒頭で触れていたのは良かった。安否確認の取材を通して防災計画の遅れを指摘していたのは良かった。子供たちが出てこなかったことに違和感を覚えた。
今回の企画はタイムリーで関心を持って見た。秋末アナが被害のあった家から中継していたのはインパクトがあった。狼煙地区の具体例は分かり易かった。防災対策は住民任せでは対応できず行政が如何に入っていくかが大事でハードルの高さを感じたし、
5時12分からの拡大版は構成がしっかりしていて作り込まれていた。森本・富樫断層帯に注目し、問題点を明らかにしていた。空き家問題も地震を通じて指摘していたのは良かった。後半のローカル枠は前半と比べて少し力が抜けていたと感じた。半年後、1年後もこの報道を続けて欲しい。
この地震の時は名古屋にいてどこかで他人事だったことは認めざるを得ない。DVDを見て震災の深刻さをまざまざと感じた。多角的に焦点を当ててきちんと取材されていた。金沢で起きた時外国人が多くいる時どうするのかも感じた。正常性バイアスの指摘は非常に重要な視点だと思いました。最後に中年の女性が能登半島がちゃんと生き残っていけるようにという言葉が本当に良かった。


2、訂正・取り消し放送について

事務局より令和5年6月1日〜6月30日までの自社制作番組放送の中で、上記に該当した番組はなかった旨、報告した。


3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和5年6月1日〜6月30日
までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和5年6月お問い合わせ
電話 18件
メール 25件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和5年7月30日(日) 午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
           再放送 令和5年7月31日(月) 深夜2時11分〜2時15分(字幕放送)

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