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元日に能登半島地震発生…輪島市長が1年を振り返り「避難所の環境は劣悪でした」備蓄やあり方検証する考え

輪島市の坂口市長が1年を振り返り地震発生時の避難所の環境は劣悪だったとして、備蓄や避難所のあり方を検証する考えを示しました。

輪島市は能登半島地震で死者181人、9月の豪雨では死者10人と県内の自治体の中で最も多くの犠牲者が出ました。このうち能登半島地震による 災害関連死も80人と県内最多となっています。25日の会見で地震発生直後の避難所の備蓄について振り返った坂口市長は…。

坂口市長:
「備蓄はやはり足りなかった。備蓄のあり方をしっかりと検証して改善していかなければならない」

また、避難所の環境についても…。

坂口市長:
「避難所の状況は私どもも大いに反省しなければならない。避難所の環境は劣悪でした」

元日から1月3日の朝まで孤立集落の避難所で過ごした坂口市長。トイレが使えなかったことや雑魚寝が続いたこと、またインフルエンザや新型コロナがまん延した当時の状況を説明し、「生命の危機を感じた」と話しました。そのうえで今後備蓄や避難所のあり方を検証し見直さなければならないと述べました。そしてまもなく元日を迎えるにあたってこんな本音も…。

坂口市長:
「おだやかな正月を迎えたい。とにかくこれ以上何も起こって欲しくない。住民と同じ気持ち」

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