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12年ぶり選挙戦の見込み…石川県内灘町長選挙14日告示 液状化被害地域の復旧・復興の進め方など争点か
1月14日、内灘町長選挙が告示されます。能登半島地震による液状化が深刻な内灘町。12年ぶりの選挙戦となる見込みです。
立候補を予定しているのは前内灘町議会議員の生田勇人氏と現職の川口克則氏、権現森海水浴場組合代表の近村宏樹氏の3人です。
生田氏:「現状を見てみなさん思うことは一緒だと思います」「どれだけ言っても(復旧・復興が)進んでいかない」「遅れている復旧・復興の流れを私が町議のみなさん、住民のみなさん、太田県議と力を合わせて取り戻していきます」
町議を5期17年務めた生田氏は、トップが現場を隅々まで把握できていないことが復興の遅れにつながっていると指摘。定期的に住民説明会を開催することや復興課を創設し、復興計画の情報を随時住民に提供することなどを掲げています。
川口氏:「4期目は自分の責任で震災からの復興の方向性を決めないといけない」「『責任と実行』というキャッチフレーズでやっています」「しっかりと町民のみなさんの生活を第一に考えております」
2013年に当時の現職を破り初当選。その後は無投票で再選を果たし現在3期目の川口氏。ここで町政運営を投げ出すわけにはいかないと震災復興を第一に掲げ、災害公営住宅の早期整備などを訴えています。
近村氏:「やっぱり人がいくつもいくつも(応援に)ついたらしがらみ、忖度がある」「私でしたら何も合わせる必要がないですからあとの方には出来ないだろうなという思いがあります」「若い人、ほかから引っ越してきた人たちにはぜひとも選挙に行っていただきたい」
近村氏は地震によって土地の境界がずれたことから、公費で新たな境界を定めることなどを訴えます。また、地域活性化のため45階建ての高層複合ビルを建設することを掲げています。
内灘町長選挙では地震で液状化などの被害を受けた地域の復旧・復興をどう進めていくかが争点となるとみられます。内灘町長選挙は1月14日告示され、19日が投票日です。