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「避難先で長く働きたい」多く…能登半島地震被災者向け『お仕事相談会』相談者が職に就けるまで支援 金沢
能登半島地震で被災した人にとって課題の一つが「仕事」です。
金沢市内では個別の事情に応じて幅広く相談にのる
「お仕事相談会」が開かれました。
記者「お仕事相談会では求人情報や福祉の仕事に関する窓口などが設けられ専門家に個別に相談することができます」
この相談会は県と「いしかわ就職・定住総合サポートセンター」が2024年3月から県内各地で開いています。しかし能登半島地震から1年がたっても生活の状況は人それぞれ。金沢市役所で開かれた相談会にはきょうも被災者が訪れ担当者が希望する勤務形態や職種などを細かく聞き取っていきました。
求職者「今まですごく気持ちが重かったんですけど少し楽になりました。(金沢と能登)2拠点生活ですごくお金がかかりますし働いてお金が自分の手もとに入ればいい」
主催者 嶋洋一・石川県人材事業協議会事務局長「(地震から)1年経ってもまだお仕事になかなかたどりつけない、どうしていいかわからないという悩みを持った方がたくさんいらっしゃる。しっかり情報提供をすることによりそれぞれが前を向いて歩いて行ける機会を提供できれば」
県は今後も個別にやりとりを行って相談しにきた被災者が仕事につけるまで支援するということです。受けこの相談会は2024年、県内各地で74回実施され、386人の利用がありました。このうち50人が希望する職についたということです。県によりますと相談会をはじめたころは「今後の生活の見通しが立たない」と不安を訴える人が多かったそうですがいまは、避難先で長く働ける仕事を求める人が多くなってきているといいます。
県は1月23日に珠洲市のラポルトすずで、来月13日に輪島市の輪島消防署で合同企業説明会を開くことにしています。