制作工程を見学・体験可能に…国の伝統工芸品『牛首紬』のギャラリーがリニューアル 着物以外の販路も模索

01/23(木) 17:19

国の伝統工芸品、牛首紬（うしくびつむぎ）を取り扱う白山市のギャラリーが制作工程を見学、体験できる新たな施設にリニューアルしました。
24日のオープンを前に報道向けの内覧会が開かれました。

リニューアルオープンするのは国の伝統工芸品・牛首紬を展示、販売する白山市部入道町の「牛首紬×MIZEN（みぜん）白山店加賀乃織座（かがのおりざ）」です。
牛首紬は2匹の蚕が作った玉繭（たままゆ）から糸を紡ぐ作業や機織りなどほとんどの工程が手作業で行われるのが特徴です。
訪れた人に牛首紬の魅力を肌で感じてもらおうと今回のリニューアルでは、ギャラリーに併設された工房を公開し職人の手作業を見学、体験することができます。
また、店舗ではこれまでも販売していた着物の反物に加え、有名ブランド「エルメス」の元デザイナー、寺西俊輔（てらにし・しゅんすけ）さんとコラボして制作したコートやネクタイなどおよそ15点も販売し着物の世界にとどまらない新しい販路を模索します。

西山産業開発・西山博之社長：
「新しいマーケットも扉を開いていかないとなかなか今から産地の維持は難しい今後の産地を活性化、発展させていくための一つの手立てになるんじゃないかなと」

加賀乃織座は24日、プレオープンします。