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卒業祝いもじわじわと…切り花は物価指数で17年連続値上がり 原油高で生産減るなか花を贈る文化は定着か

卒業式に欠かせないものといったらお花・・・ではないでしょうか。IRいしかわ鉄道はきょう駅を利用する卒業生に旅立ちの花とされるエアリーフローラをプレゼントしました。

東金沢駅では、IRいしかわ鉄道の職員5人が、5日に卒業式を迎える高校生に3年間の利用に感謝してエアリーフローラの花100本を手渡しました。エアリーフローラの花言葉は希望。卒業式のシーズンに花が咲くことから、「旅立ちを祝う花」とも言われています。

受け取った男子生徒:
「とても綺麗なお花でうれしいです。これからこの駅を使わないってなるとちょっと寂しい」

受け取った女子生徒:
「駅で集合して3人で遊びにいってたので思い出深い場所」

山本重幸・IRいしかわ鉄道金沢駅長:
「当車線をご利用いただいて改めて感謝の気持ちを伝えるということと門出を祝うという意味で皆さんに(花を)お配りした」

5日は東金沢駅のほか、津幡駅や小松駅などでも卒業した生徒に花が手渡されたということです。

そして贈ったり贈られたりするのに気になるのが花の価格です。2020年の数字を100とした消費者物価指数で切り花は去年が118.17年連続値上がりしています。

金沢市駅西本町にある正花園(しょうかえん)。この時期エアリーフローラをはじめおよそ150種類の花が並んでいます。地域で50年以上愛されるこちらの店では最近ある変化が起きていました。

中村正臣・正花園社長:
「原油価格の上昇に伴って、生産者が生産を控えている。相対的に需要量がのし上がってきている傾向がある」

一方で、農林水産省によりますと29歳以下の若者が切り花を購入した額は2019年からの5年間でおよそ4倍に。若者の間で花を贈る文化が定着してきているといえます。

中村正臣・正花園社長:
「お花があるということでお花と一緒にお祝いしてもらったという自分の「こと体験」をみんなで味わっていただければ 一生の節目の中でお花をもらったということの喜びをみんなに感じてもらいたい」

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