石川テレビ

石川テレビ 8ch

石川県内ニュース

野球部も東京で活動へ…輪島市の航空石川の校舎等に“倒壊の恐れ” 一部の生徒を能登へ戻す計画見送りに

石川県輪島市の日本航空高校石川は能登半島地震の影響で校舎などが倒壊するおそれがあるとして、3月中に一部の生徒を能登へ戻すとしていた計画を見送ることを決めました。

輪島市の日本航空高校石川では2024年1月の能登半島地震を受け生徒およそ330人が東京の大学跡地に避難し、授業や部活動を続けています。新年度には生徒およそ250人を輪島市へ戻す計画でしたが、専門家の調査で学生寮の基礎部分が最大7センチ傾くなど損傷が確認され「再び同じ程度の大地震があれば倒壊のおそれがある」と報告されたということです。

今後、建物の補強か建て替えが必要で、生徒が輪島市に戻れるようになるまでには数年かかる可能性もあるということです。日本航空学園の浅川正人常務理事は「安全を最優先に考えた。再び生徒が輪島に戻れるよう最善を尽くしたい」とコメントしています。

野球部員たちは輪島のキャンパスで授業、部活動を続けてきました。今回の報告を受け、今後、野球部員も東京で活動。輪島キャンパスの高校生はゼロになります。地域にとって日本航空の高校生たちは欠かせない存在。今後、学校側はさらに詳しい調査を行う予定です。

最近のニュース