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65歳まで全員雇用時代に先駆け、金沢の三谷産業が「脳の健康度」をゲームでチェック ── シニア人材活

4月から変わったものの1つに、「高齢者の働き方」があります。4月から改正された「高年齢者雇用安定法」では、企業は「働くことを希望する人全員」を65歳まで雇用しなければいけません。そこで求められるのはシニア人材を受け入れる企業の環境整備です。

金沢市の総合商社では、全国で初めて社員向けのこんなサービスを導入します。金沢市の総合商社、三谷産業。

三谷産業では、法改正以前の2021年から定年制を廃止しました。

定年退職者:
「明日以降も三谷産業アドニスで勤務となりますが、一つ一つ着実に事実継承に勤めてまいりたい。」

三谷産業グループで2024年度に定年を迎えた社員は17人。全員が今後もグループで働き続ける予定です。

こうした中、三谷産業は全国で始めてあるサービスの導入を決めました。

これは認知機能の低下をゲーム感覚でチェックできるツール。トランプカードを使って記憶力や判断力をチェックし、同年代と比較した自分の脳の健康度がわかります。

大手製薬会社エーザイが開発したもので子会社のテオリアがサービスを展開しています。

三宅バセット章仁・テオリアCMO:
「一定の脳の健康度の低下が見られた場合、他因子介入という方法を用いて、生活習慣の見直し、改善をサポートするフォローアップをしていく。今回の活動で三谷産業の従業員さんが脳の健康に対して意識をしながら脳の健康を維持、向上できるような状態を作りたいと考えている。」

三谷産業では40歳以上の社員を対象に定期的に脳の健康度をチェックしてもらい、認知機能の低下が見られた場合は業務内容を見直すなど個別に対応して働きやすい環境作りを整えます。

阿戸雅之 三谷産業専務:
「(サービスを使うことで)自分がまだ貢献できるなと当人が自覚する場でもありますし、周りの人たちもこの人なら会社に貢献してもらえるなと組織の人も安心できる。シニア人材に自分たちの経験したことを会社の中にきちっと残していってもらうことを期待している。」

三谷産業は今年の夏からこのサービスを実施するということです。

三谷産業では若年性認知症になった社員に対し働き方を柔軟に対応できなかったという苦い過去があるそうで、その経験が今回のテオリアのサービス導入につながったと言うことです。

三谷産業では働く本人が体の健康だけではなく脳の健康度も自覚し会社はその時に応じた適切なフォローができることでシニア人材が働き続けられる環境が整えられるのではないかと考えています。

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