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ISHIKAWA TV NEWS
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使い道は“懇親会費”など…プレミアム商品券の補助金で「水増し」商店街組合が市から約43万円を不正受給
コロナ禍から始まったプレミアム商品券。
その発券に関わる補助金の不正受給が発覚です。
金沢市内の商店街組合が水増しした領収書を市に提出するなどし、
補助金あわせて43万円を不正に受け取っていたことがわかりました。
地元住民:
「それはマズイでしょ」
「えー!みたいな感じです」
住民が驚きを口にしているわけは…
森下記者:
「金沢市の平和町大通り商店街で市から補助金を不正に受給していたことが分かりました」
補助金の不正受給不正受給が判明したのは、平和町大通り商店街振興組合です。
金沢市によりますと今年1月、組合の関係者からこんな相談が…
「プレミアム商品券の補助金について水増しがあった」
これを受け、市が聞き取り調査などを行ったところ、
組合が2022年から2024年にかけて発行したプレミアム商品券について
あわせて18万円の不正受給が発覚しました。
その後、組合側は別の25万円についても不適切な会計があったと申告し
今月上旬、あわせて43万円を市に返還したということです。
関係者によりますと組合側は、事務経費などの金額を上乗せした偽造領収書を
市に提出、その差額分を受け取っていました。
地元住民:
「それはマズイでしょ…やっぱり規定通りにしないと」
「不正はショックですよね」
その使い道は懇親会などに利用することが目的だったということです。
組合の林雄一理事長は石川テレビの取材に対し「今年2月になるまで事態を把握しておらず、困惑している。監督不十分だった」と話しています。
組合側は不正に携わった役員を解任し、外部監査を導入するなどして
再発防止に努める方針です。