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地震で甚大な被害…輪島市の門前高校の仮設校舎が完成し引越作業 生徒たちは10カ月過ごした公民館に感謝
地震で甚大な被害を受けた輪島市の門前高校の仮設校舎が完成し、5日引っ越し作業が行われました。
輪島市の門前高校は能登半島地震の影響で基礎の一部が崩れるなど大きな被害を受け、これまで近くの公民館で授業を行って来ました。
こうした中、高校の敷地内に仮設校舎が完成し、朝から生徒たちによる引っ越し作業が行われました。
生徒:「あっちの教室は狭いんでこっちの教室来てみたら意外と広かったので意外と勉強しやすいんかなって思います」
「図書室とかも使えると思うので静かな環境でクラスメイトとか後輩とかと思い出作りながらしっかり勉強して部活もして頑張っていきたいなと思います」
引っ越しの後、生徒たちはおよそ10カ月間お世話になった門前公民館を感謝の気持ちを込めて掃除を行い、公民館館長の宮崎芳行さんを招いてお別れ会を開きました。
生徒たちが渡したメッセージには公民館で過ごした学校生活について苦労や感謝の言葉が書かれていました。
門前公民館・宮崎芳行館長:「微力ながら高校生の力になれたことは良かった」「希望である子どもたちが希望を捨てないで欲しい。狭いところで勉強しなくては行けなくなった次もあくまでも仮設、希望をなくさないで欲しい」
干場研太郎生徒会長:「公民館を離れる寂しい気持ちもあったけど仮設校舎に行くワクワクもある」「門前の地に恩返しを出来るような楽しい学校生活にしたい」「ボランティアが恩返しになると思い活動しています」
仮設校舎での授業は今月10日から本格的に始まり、今後も元の場所での再建を進めていくということです。