被災者自ら仕事として復旧作業…『能登復興推進隊』の活動が9市町で始まる 仮設住宅で集会所の清掃作業等

10/15(火) 18:09

能登にある9つの市と町では被災者自らが仕事として復旧作業にあたる「能登復興推進隊」の活動が15日から始まりました。

「能登復興推進隊」は行政やボランティアだけでは人手が足りない復旧作業を担ってもらおうと県が募集しているものです。

15日からその活動が始まり能登町柳田の仮設住宅では女性2人が掃除機や雑巾を使って集会所の清掃作業を行いました。推進隊は仮設住宅が設置されている9つの市と町に住む高齢者や障害がある人、育児中の人などが対象です。仕事の内容は仮設住宅に住む人の生活サポートや野菜の収穫補助などがあり作業時間はおよそ2時間で3000円を目安に報酬が支払われます。

石川県商工労働部労働企画課　下野哲朗主幹：
「お仕事をしたいという意欲を持ちながらもなかなかお仕事がないという方が対象。公共的なお仕事を担っていただくことで能登の復興と生きがいの創出を目指してこのような事業をつくらせていただいた。」

週に2回ほどの作業が想定されていて現在までに515人が推進隊に登録しています。