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狛江市では高齢女性が死亡…6つの強盗事件で実行役を務めたとされる金沢の男 初公判で起訴内容全て認める

東京都狛江市で高齢女性が死亡した強盗事件を始めとする、全国で相次いだ強盗事件。6つの事件で実行役を務めたとされる金沢市の男に対する裁判員裁判が18日から始まりました。

6つの事件で、強盗致死などの罪に問われているのは、当時、金沢市で土木作業員として働いていた、永田陸人被告(23)です。永田被告は、ルフィなどと名乗る男らが指示したとされる広域強盗事件の実行役として1都3県の強盗事件で罪に問われています。この内、東京都狛江市の住宅で発生した事件では、白山市出身の中西一晟被告らと共謀し、90歳の女性にバールで殴るなどの暴行を加えて死亡させた上、腕時計などを奪った強盗致死の罪に問われています。18日、東京地裁立川支部で開かれた初公判。グレーのスエットに丸刈り頭で法廷に現れた永田被告は、起訴内容について間違いないか問われると…

永田被告:「ありません」

起訴内容をすべて認めました。冒頭陳述で検察側は、永田被告がおととし11月上旬、SNS上で闇バイトを探し始め、キムと名乗る指示役の男と知り合った事を明らかにしました。また狛江市の事件では、仲間に暴行を指示し、「家燃やすぞ」などと言って女性の腹部などを殴り女性を死亡させたと指摘しました。一方、弁護側は、永田被告が実行役の中ではリーダーではあったものの、指示役の駒であり、被害者や遺族に謝罪の意思を持っていると主張しました。また被告人質問で永田被告は闇バイトに染まった理由について、競艇にのめり込みお金がなかったからだと答えました。裁判員裁判は今月24日まで行われ、判決は来月7日に言い渡されます。

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