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間もなく発生1カ月…輪島市の小学校グラウンドで豪雨被災者のための仮設住宅が着工 完成は年明けの見込み

能登半島地震の被災地を襲った記録的な大雨からまもなく1カ月。被害が大きかった輪島市では18日から仮設住宅の建設が始まりました。

輪島市門前町の門前東小学校グラウンドで始まった仮設住宅の建設。ここには豪雨災害の仮設住宅が30戸建設されます。18日は県の職員や建設会社の作業員などが、建物の位置決めをする作業にあたっていました。今回新たに290世帯から仮設住宅の要望が出されている輪島市。しかし能登半島地震ですでに2900戸の仮設住宅が整備され、建設する土地がなかなか見つからないそうです。

県建築住宅課 内田将成さん:
「建設地の候補地が少ない状況で中学校のグラウンドを選んでおります」

このため今回建設されるのは木造2階建て。しかし工期がかかるため完成時期は年明けとなる見込みです。

馳知事:
「場所がない、そこで2階建てに。プレハブではできません、木造です。木造にする場合には少なくとも3カ月がかかります1月から2月、場所の選定が遅れれば3月になる可能性もある少なくとも3カ月の間は地元の避難所か広域避難、そこで安心して生活していただけるように生活支援を含めて対応します」

会見でこのように述べた馳知事。今回の豪雨で能登半島地震の仮設住宅も完成が遅れていることも明らかになりました。北陸の厳しい冬を厳しい環境で過ごすことになる被災者に暖かく手厚い支援が求められています。

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