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能登半島地震後初の石川県原子力防災訓練…防護施設の代替設備としてエアーテントも初導入

大地震の発生で志賀原発から放射性物質が漏れ出たという想定で大規模な防災訓練が行われました。

原子力防災訓練は県内で最大震度7の地震が発生し志賀原発2号機の外部電源が喪失したという想定で行われ、国や県、北陸電力など およそ130の関係機関からあわせて600人が参加しました。2024年は被災して避難生活を送る人たちもいるため住民の参加は見送られました。訓練では能登半島地震で複数の放射線防護施設が被災したことから、今回初めて公民館や集会所などで展開できる原子力防災用のエアーテントを設置する方法を確認しました。また、住民が避難してきた想定で放射線量を測定する訓練では測定結果などを電子端末で記録するシステムを導入しました。

馳知事:
さまざまな状況があると思われるのでやはり住民が参加したときの困難さを想定しておく必要があると感じました

このほか除染範囲や避難経路の選定に役立つドローンなどによる放射線モニタリングシステムの実演も行われ、県は今回確認した技術や設備の導入を検討することにしています。

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