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約2200万円の返金なく警察に相談し発覚…輪島の男性「警察官が取りに行くから家の中にいて」と言われ

輪島市の70代の男性が、警察を名乗る男らにだまされ、2200万円をだまし取られる被害に遭っていたことがわかりました。

被害にあったのは輪島市に住む70代の男性です。

警察によりますとこの男性は、11月8日、自宅の固定電話に警視庁中央署組織犯罪対策課のカワハラを名乗る男と検事のシンジョウを名乗る男から複数にわたって電話があり、「あなたの口座が資金洗浄で使われていた疑いがあり、あなたのお金を調べる必要がある」などと言われたと言う事です。その際、「捜査に必要だからお金を準備してください」と言われ、男性は4回にわたって銀行から約2200万円を引き出しました。

そして11月14日午後4時半頃、電話があり、「今から警察官がお金を取りに行くからお金を置いておいて下さい。あなたは自宅に入っていて」と言われたと言う事です。

男性はお金を袋に入れて玄関先においたところ、午後5時頃、警察官のような帽子と制服を着ているように見える中年の男性がその袋を持っていくのを見たと言う事です。

男らからは12月30日までに返金すると言われていたが返金がなく、電話しても出ないことから30日に警察に相談し、被害が発覚しました。

警察は、電話を留守電にするほかお金の話した出たら遠慮せず、電話を切ること。また1人で判断せず、必ず相談することを呼びかけています。輪島警察署管内では、特殊詐欺の被害額としてはこれが過去最悪だということです。

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