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人手不足で経済界もアプローチ早く…“高校1年生対象”の企業説明会 白山商工会議所が初企画し17社参加
白山市の高校で、地元の企業が集まって企業説明会が開かれました。参加するのは、卒業を控えた3年生…ではなくて1年生なんです。
白山市の高校で開かれた企業説明会。地元の高校生に地元の企業を知ってもらおうと白山商工会議所が今回、初めて企画しました。集まったのは製造業や建設業、医療・福祉などの17社。白山市に本社がある地元の企業などです。
企業は:
「地元白山市に密着しながら大手グローバル機械メーカーのキャビンを造っている」「石川県で製造して全国・海外の方にも、メイドイン石川という形で出荷している」
それぞれ5分の持ち時間で、仕事内容ややりがい、高卒で働く社員の活躍ぶりなどを紹介しました。話を聞いているのは翠星高校の1年生。1年生の時から進路について考える理由とは…?
生徒は:
「知らなかった会社だらけだったのでいろんな会社を知れて良かったです」「一部知っているのもあって知らない企業も知れてよかったです」「今は能天気に生きてるって感じ。今(将来について)考えておいて明確な目標を作るためにちょうど良いかもなあ」「白山市で働くことを視野に入れていきたい」
米林歩・白山商工会議所理事:
「一番今言われているのが人手不足が背景。高校1年生の早めの時期に市内には素晴らしい企業がたくさんあるんだと知ってもらって最終的に地元就職してもらえればという思いがあります」
厚生労働省によりますと2024年3月時点で高卒の求人倍率は過去最高のおよそ4倍と、超売り手市場が続いています。白山商工会議所では、1月28日、松任高校の1年生に対しても同様の説明会を開く事にしています。