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巨人打線相手に6回無失点…ヤクルトの開幕投手・奥川に地元から“熱烈エール”「被災した皆さんも喜ぶ」

先月28日に開幕したプロ野球で、ヤクルトの開幕投手を務めた星稜高校出身の奥川恭伸。去年、リーグを制覇した強力巨人打線を見事、6回無失点と好投しましたが、残念ながら勝ち投手にはなりませんでした。

実はその裏で別の県出身選手が躍動したのをご存知でしたか?先月28日に開幕したプロ野球。開幕投手としてマウンドに上がったのは、かほく市出身で星稜高校OBの6年目、奥川恭伸投手です。ケガの影響で、昨シーズン、980日ぶりの勝利をあげた奥川。今シーズンの完全復活に向けたマウンドです。そんな奥川を後押しするのが…。
奥川の地元、かほく市大崎地区の人たち。この日は20人ほどが公民館に集まり、奥川にエールを送ります。

かほく市大崎地区 山名田勇一区長:
「活躍してぜひ勝ってほしい。勝利投手になれば最高です」

相手は去年リーグを制覇した強力、巨人打線。その立ち上がり…連打を浴び、いきなりノーアウト3塁、2塁のピンチを招きます。打席には去年ゴールデングラブ賞の3番、吉川。150キロのストレートで、ファーストゴロに仕留めると、4番岡本、5番ヘルナンデスを打ち取り、無失点で切り抜けます。徐々にギアを上げる奥川は3回。侍ジャパンメンバーの4番岡本を迎えると…スライダーでこの日初めての三振を奪います。すると5回、打線が奮起します。ノーアウト3塁、2塁のチャンスで6番赤羽のタイムリーで先制すると、8番中村にもタイムリーが飛び出し、続くバッターは奥川。見事、送りバントを決めチャンスを広げます。このあとにもタイムリーが出たヤクルトはこの回、一挙4点を奪います。その後も奥川は味方の守備に助けられながらも巨人打線をゼロに抑え、6回無失点で勝利投手の権利を持ってマウンドを降りました。

山名田区長:
「きょうはぜひ勝ってほしい!勝てると思います!勝ち投手になってほしい!」

こうした中、8回、巨人のマウンドに立ったのは、金沢市出身で金沢星稜大学OBの泉圭輔投手。2回をパーフェクトピッチングで抑えチームに勢いをもたらします。すると巨人は3点差を追う9回裏。1点を返しなおもワンアウト満塁のチャンスで3番吉川。※タイムリータイムリーツーベースで同点とし、この時点で奥川の開幕勝利はなくなりました。

山名田区長:
「残念。こんなにいいピッチングをしたので今年は期待できると思います。彼が勝ってくれれば私もうれしいし被災した皆さんも喜んでくれると思います。毎試合応援したいと思います」

奥川の次回登板は4日の中日戦と予想されていて、今シーズン初勝利に期待です。

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