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真新しいランドセル背負い…去年9月の豪雨で浸水した輪島市の小学校で入学式 3人の新一年生が元気に登校

石川県内のほとんどの公立小中学校で入学式が行われ、多くの新1年生が学校生活をスタートさせました。奥能登の小学校でも子どもたちが元気よく登校しています。

3人の新1年生が入学した輪島市の町野小学校。式では井上千佳校長が「町の明るさを取り戻す地域の一員になってくれたらと思います」と声をかけました。その後3人は早速教室へ。出版社から贈られたプレゼントなどを真新しいランドセルに詰めて学校生活をスタートさせました。

先生:じゃあ明日から元気に来てくださいね!
3人:はい!

新1年生:楽しく笑顔で過ごしたい
母親:少なくなってしまった町野の子どもの1人として、皆様のお力をお借りしながら元気に色んなことを学んでくれたらいいなと思っています

この日を心待ちにしていたのは新1年生だけではありません。町野小学校は2024年9月の豪雨で1階部分が床上浸水し校舎が使えなくなりました。このため、3月までは隣の能登町の小学校を間借りして授業を行っていました。床の張替えなどが終わり、およそ半年ぶりにこの校舎で授業を再開します。

在校生:なんていうんだろう…ちょっとテンションが上がってしまう。床が張り替えられていたり、色んな人の支援のおかげでこの学校に来られているっていうのを聞いて感謝してこれからも町野小を使っていこうという気持ちになりました

一方、宝達志水町では統廃合で新たに誕生した二つの小学校で初めての入学式がありました。この内、押水小学校では新入生39人を前に新しい校歌が披露されました。

校歌:いつもいつも気高く宝達の町 見守る山の姿

この校歌は町出身の声優でアニメ「うたの☆プリンスさまっ♪」のメインキャラクターを演じた寺島拓篤さんが作詞を手がけています。

新1年生:緊張しました。おねえさんおにいさんたちが見るところが緊張しました。野球を頑張りたいです

県内は8日までに全ての市と町で小中学校の入学式が行われ、小学校は2024年より556人少ない7961人が、中学校は2024年より426人少ない9354人が入学します。

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