能登半島地震で校舎や寮に被害…航空石川の生徒たちの“帰還”スタート ほとんどが東京都内に避難し授業

04/15(火) 17:10

能登半島地震で、東京に避難していた日本航空高校石川の生徒の帰還がきのうから始まりました。

輪島市の航空石川は能登半島地震で校舎や寮が被害を受け、ほとんどの生徒が東京都青梅市に避難し授業を受けてきました。

こうした中、学校側の調査で寮の食堂部分が使えることがわかり一部の生徒が暮らせることになった事から輪島に戻ることになりました。

14日は午後7時頃、剣道部の生徒23人が、バスで到着し、荷物を運び入れていました。

剣道部　加倉麟太郎さん:
「能登空港キャンパスの環境を整えていただきありがとうございました。」

加倉麟太郎さん:
「やっとここに戻ってこれたなという気持ちがあるし輪島の地元の人たちに感謝しながらこの生活が当たり前じゃないことを心にこめながら生活していきたい。」

中村博昭日本航空高校石川能登空港キャンパス事務長:
「うれしい限りです。特に学校がにぎやかになるので、楽しく能登空港キャンパスが過ごせるような状態にできるかな。また輪島市も学生が増えることで元気になってもらえるかなと思っています。」

授業は被害が少ない大学校側の校舎を活用して行う予定で、野球部やバスケットボール部など全校生徒の約4割にあたる240人が、来月5日までに輪島に戻る予定です。