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送電線を自動で点検してくれるロボットを産学で共同開発…秋にも実践投入へ

送電線の様子をリアルタイムで点検できるロボットを米沢電気工事と金沢工業大学が共同で開発しました。

金沢市進和町の米沢電気工事で披露されたのは金沢工業大学と共同開発した送電線の点検用ロボットです。

ロボットには3つのカメラが搭載されていて送電線の状況を360度、リアルタイムで確認できるほか、最大2キロ離れていても操作が可能となっています。このロボットを使えばこれまで10人で行っていた点検作業を4人で行うことができ、作業時間も半分になるということです。

金沢工業大学 大澤敏学長:
「うまく産業界と大学で連携することができるようになると様々な分野に社会実装という形でこういう技術が展開していくことに大きな期待を寄せている。」

米沢電気工事 上田学社長:
「(作業員の)安全性の確保っていう部分ではかなりの進歩になる。今後、実証実験をしまして点検の仕事が毎年出ていますのでそこで採用してほしいっていうのが次のステップです。」

点検用ロボットは今年の秋以降、北陸電力送配電の工事で活用される予定です。

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