被災した能登の酒蔵の銘柄も並ぶ…日本酒の『ひやおろし』が6日解禁 珠洲市の「宗玄」を買いに来た人も

09/06(金) 17:08

日本酒の「ひやおろし」が6日解禁となり、地震で被災した能登の酒蔵の銘柄も並びました。

ひやおろしは冬に仕込んだ新酒を夏の間熟成させ、2度目の火入れをせずに瓶詰めしたものでまろやかな口当たりが人気です。

記者：
きょうから解禁されたひやおろし、ずらっと並んでいます。中には能登で作られたひやおろしも販売しています

解禁日に合わせてイオンモール白山に設けられた特設会場には石川を代表する21銘柄のひやおろしが集められました。中には能登半島地震で被災した酒蔵のひやおろしも。倒壊した蔵からコメを取り出し他の酒蔵を借りて、酒造りをしたということです。
訪れた人たちもこの日を待ちわびていたようで…「（珠洲の）宗玄、いつも飲んどるさけ」「寂しかった、全然店頭に並ばんもん今晩、一杯飲んで」「ふくよかなコメのうま味が染みる感じで季節ものなのでいろいろ飲む」と話していました。

県酒造組合連合によりますと、被災などで8カ所が出品できませんでしたが、事前に受け付けていた予約数は去年より1割増えたということです。