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狛江市で高齢女性が死亡した強盗事件 元少年に懲役23年の実刑判決「犯行に不可欠な行為し役割は重要」

去年1月、東京都狛江(こまえ)市で高齢の女性が死亡した強盗事件で強盗致死などの罪に問われている白山市出身の元少年に懲役23年の実刑判決が言い渡されました。

白山市出身で住所不定、無職の中西一晟(なかにし いっせい)被告(当時19歳)は去年1月、仲間と共謀し東京都狛江(こまえ)市に住む女性(90)をバールで殴って死亡させた上、腕時計などを奪ったとして強盗致死などの罪に問われています。

これまでの裁判で検察側は強盗致死罪が成立するなどと主張し、懲役25年を求刑。一方、弁護側は中西被告は暴行を加えていないなどの理由で強盗罪に当たると主張し懲役13年を求めていました。

6日東京地裁立川支部で開かれた判決公判で杉山正明(すぎやま まさあき)裁判長は、中西被告が共犯者が被害者をバールで殴るなどの暴行を加える可能性があることを認識しながら、犯行に加わったとして強盗致死罪が成立すると指摘。

そのうえで被害者の両手を結束バンドで縛るなど、犯行に不可欠な行為を行ったことから、事件において中西被告が果たした役割は重要だったとして、懲役23年を言い渡しました。

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