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金沢と能登つなぐ大動脈…『のと里山海道』難工事経て全線対面通行可能に 利用者「復興が早く進むといい」

金沢と能登をつなぐ大動脈、のと里山海道。能登半島地震で大きな被害を受けましたが今年7月、全面で通行が可能となりました。しかし、穴水町の能登大橋付近だけは片側交互通行となっていました。それが、10日午前10時から対面通行が可能となりました。これにより、金沢と奥能登の間をノンストップで行き来できるようになりました。

石川の大動脈、自動車専用道路ののと里山海道は元日の能登半島地震で至るところに大きな被害を受けました。当時の映像では、路面は大きく割れ、亀裂には車が挟まっています。

その後、復旧作業が進められ、今年7月には、ほぼ全ての部分で対面通行可能となりました。しかし、穴水町の能登大橋付近だけは橋を支える部分の土砂が大規模に崩落したため、約260メートルにわたって片側交互通行が続いていました。

金沢河川国道事務所は巨大クレーンを使い長さ20メートルを超える杭を34本打つなど難工事を重ね、ようやく対面通行を可能としました。

リポート:
「こちら、片側交互通行となっていた能登大橋付近いよいよこのあと対面通行が可能となります。」

午前10時にカラーコーンなどが取り除かれると早速、多くの車が行き交う様子が見られました。

利用者:
「午前中も通ったんですけど午前中は片側交互通行で今は開通されていて、片側交互通行だとどうしても停められて、けっこう(車が)連なって渋滞発生していましたからね。」
「もっと道路が、行き来が(増えて)、復興が早く進むといいなと思いますね。色んな工事の車とか出入りして」

これで金沢と奥能登をノンストップで通行できるようになり、さらなる復旧にも期待がかかります。

一方で…
「別所岳サービスエリアです。能登から金沢へ向かう上り線ではトイレのみ利用できます。ただ、店舗がある場所へ続く道路は通行止めとなっていてサービスエリアは依然として利用できない状況です。」

別所岳サービスエリアは敷地内に大きな被害を受けたため、今も休業が続いていて営業再開の見通しは立っていないということです。

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