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眼下にブルーシートが点在…日本航空大学校石川が飛行訓練再開 約10か月ぶりの能登の空に学生達の想いは

能登半島地震の影響で滑走路が使えない状態が続いていた日本航空大学校石川が約10か月ぶりに能登の空で飛行訓練を再開しました。

地震で滑走路に亀裂が入るなど大きな被害を受けた輪島市の日本航空大学校石川。飛行訓練が出来なくなり、プロのパイロットを目指す操縦科の学生たちは鹿児島空港で座学やシミュレーターでの訓練を続けてきました。「事業用操縦士、訓練課程を開始します。敬礼!」

浅川学長:
何よりも安全が第一、安全はすべてに優先されるので安全運航に努めながらライセンスを取得してもらいたい

滑走路や寮の設備が使えるようになったことから飛行訓練が約10カ月ぶりに再開され学生たちは丁寧に機体を点検したあと、訓練用の小型機に乗り込みました。初めて能登の空を飛んだ学生たち。能登半島沖にある航空自衛隊の訓練区域で、40分ほどの訓練を行いました。

操縦科3年赤尾拓哉さん:
青いブルーシートが緑の中に目立っていて、いろんなところに点在していた。それが一番地震の影響が大きいと印象を受けた。訓練再開はうれしいという気持ちが一番、能登で訓練できるというのが能登の勇気付けになったらいいなと思います

10月には山梨キャンパスに避難している整備科の学生8人も能登へ戻るということです。

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