不明の中学3年生の靴見つかる…地震の被災地襲った豪雨災害発生から80時間超経過 各地で懸命な捜索活動

09/24(火) 17:35

能登半島地震の被災地を襲った記録的な豪雨。生存率が低下する災害発生からきょうで72時間が経過しました。こうした中、県は新たに1人の安否不明者を公表。各地で懸命の捜索活動が続いています。

住宅4棟が流された輪島市の塚田川。災害発生から72時間を前に早朝から懸命の捜索活動が行われました。24日の捜索で見つかったのが…

父・喜三鷹也さん：
冬用の学校指定のシューズ玄関先に置いてあったんです

未だ行方不明となっている中学3年生・喜三翼音さんの靴です。この付近では22日1人の遺体が発見されましたが、高齢の男性でした。

喜三さんの祖父・誠志さん：
本当に大変優しいかわいい子だった。1分1秒でも早く翼音を見つけてほしいそれだけが願いです

捜索活動はこちらでも…

珠洲市の中でも甚大な被害を受けた大谷町。ここでは貞廣一枝さん（79）の捜索が190人体制で行われました。

貞廣さんの近所の人：
先生しているような人だから、みんなと仲良くするような人だった

息子：
優しい先生で、すごい気遣いのある。本当にね、ちゃんと出てきてもらえたら嬉しいんだけど

こちらは能登町で見つかった軽自動車です。この車の持ち主は県がきょう新たに安否不明者として発表した輪島市町野町の中山美紀さん（31）と見られています。近所の人の話では穴水町の勤務先に向かう途中または帰宅途中に流された可能性があるということです。

近所の人：
助手席から降りて道路が増水しているものでひょっとしたらながされたんじゃないか

豪雨災害の発生からすでに80時間以上が経過するなか、一刻も早い発見が待たれます。