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新大関・大の里が巡業で金沢に凱旋「“能登から来ました”などの声を聞いて逆に自分がパワーもらっている」

新大関が、金沢凱旋です。大相撲の金沢巡業が6日行われ、先月の秋場所で2度目の優勝を果たした新大関・大の里が地元ファンを沸かせました。

6日、行われた大相撲の金沢巡業。

秋末械人アナウンサー:
「会場の金沢市総合体育館です。朝から、なが~い列ができています。皆さんのお目当ては、やはりあの人です。」

来場者:
「大の里」「大の里」「大の里」「すごいですね、本場所以上の盛り上がりという感じで」

新大関の姿を一目見ようと6日は約4600人の相撲ファンが駆け付けました。朝の公開稽古では同じく大関の豊昇龍(ほうしょうりゅう)や琴櫻(ことざくら)と熱の入った相撲を取り、早速、地元ファンを沸かせます。

そして、巡業の魅力は力士との交流。握手会では大の里もファンと触れ合いました。

ファンは:
「手が分厚かった。」「素敵でした。」「デカすぎた。」「かっこよかったです。」「すごくよかったです」

インタビュー中も…

スタッフ:
「ここ通ります!すいません!」

秋末アナ:
「ひとたび大の里が通ると人だかりです。」

午後から行われた関取衆の土俵入り。

アナウンス:
「輝、石川県出身。高田川部屋」
「遠藤、石川県出身。追手風部屋」

郷土力士には、ひときわ大きな歓声が上がります。

アナウンス:
「新大関、大の里。石川県出身、二所ノ関部屋」

客席には、いつも孫の活躍を楽しみにしているという大の里の祖父・坪内勇(つぼうちいさむ)さんの姿がありました。

大の里の祖父 坪内勇さん:
「大変、うれしゅうございます。勝ったら手叩いてよろこんどったわいね。優勝したらやったー。って言ってね。」

取組では、微妙な一番に・・・物言いがつく本場所さながらの様相に。

アナウンス:
「協議した結果、同時と見て取り直しといたします。」

取り直しの判定に…大歓声。

大の里はこの一番を制し、最後の最後まで地元ファンを大いに沸かせていました。

大の里:
「1年前と全く違う形でこの金沢巡業に帰ってこれて石川県のたくさんの方々が来てくれて歓声をいただいて嬉しく思います。正月に地震があってこの前も豪雨があったり大変な状況が続いていましたけどきょうも能登から来ましたとかたくさんの声を聞いたので逆に自分がすごくパワーをもらっているのでまた次に向けてがんばりたいと思います。」

また、6日は今年7月の名古屋場所で1年2カ月ぶりにケガから復帰した金沢市出身の炎鵬(えんほう)も参加。関取復帰を目指す郷土力士に会場からは温かい拍手が送られていました。

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