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一般公開150周年を記念…金沢の兼六園で雪つり作業体験会 参加者が庭師の指導受け“りんご吊り”の作業
国の特別名勝に指定されている金沢市の兼六園は一般公開を始めて今年で150周年です。これを記念して、兼六園の魅力や伝統文化を知ってもらおうと庭師の技術を体験するツアーが初めて開かれました。
県が企画したツアーには地元の人や観光客など15人が参加。はじめに兼六園専属の庭師が、園内の樹木に施す雪つりについて解説しました。雪つりは雪の重みで木の枝が折れないようにするためのものですが、兼六園ではその美しさから冬の風物詩となっています。また雪つりに使う縄の数は木に合わせて4の倍数で決めているそうで…。
参加者:
「縄は感覚で引っ張っているんですか?」
庭師:
「一応四方を強めに張った方がいい、縄はあとから水にぬれたりしたらちょっと緩むんですよね」
このあと参加者たちは園内の木を使って柱の上から四方に縄を下げて枝を吊る「りんご吊り」の作業を体験しました。
女性の参加者:
「とっても面白い。家でもしようかな。結び方とか北陸らしい雪つりの仕方、遠くから見るだけじゃなくて現実にしてみたかった」
男性参加者:
「簡単そうに見えたけどやってみたら難しい。なかなか体験できないことを兼六園の中でできるのはいい」
このツアーは参加費無料で27日も開かれます。また雪つりの作業は来月半ばまで行われ園内800カ所に施すということです。