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国家戦略特区に認定…加賀市が“空飛ぶクルマ”の産業創出へ取り組み開始 市長「開発拠点など展開したい」
「国家戦略特区」という言葉をご存じでしょうか?「国家戦略特区」とは、世界で一番ビジネスがしやすい環境を作ることを目指して国が認定する地域のことです。認定されればビジネスの障壁になる規制や制度を大胆に緩和できるほか、税制面でも優遇措置を受けることができます。県内では2022年に加賀市が認定されていて、加賀市は今回、その利点を生かして、「空飛ぶクルマ」の産業を興すための取り組みを始めました。
加賀市で開かれたのは「次世代エアモビリティ」の研究や開発、将来の事業化などを目指す事業体の設立総会です。「次世代エアモビリティ」とは、ドローンのように、電動で垂直に離着陸できる小型の航空機で、「空飛ぶクルマ」と呼ばれています。人口減少が進む加賀市では、新たな産業としてドローンを使った事業の誘致に力を入れていて、今回はその集大成として「空飛ぶクルマ」の産業拠点を市内に作る狙いです。新たな事業体には、ドローンの関連企業などに加え、研究機関も参加。また、オブザーバーとしてJAXA宇宙航空研究開発機構も加わりました。
コンソーシアム会長法政大学 御法川学会長:
「世界中で機体の開発や社会実装が始まろうというところですけれども、日本から機体なり新しいサービスが発信できるように、加賀市からやっていきたいなと思います」
加賀市 宮元陸市長:
「将来性のある産業なのでこれをどんどん加賀市において、例えば人材の育成とか製造拠点とか開発拠点をぜひこの加賀の地で特区を活用して展開していきたい」