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「物資なかなか届かず 何か改善は?」能登の被災地の高校生が知事に直接質問 体育館の修繕計画質す生徒も

珠洲市で行われたのは馳知事と地元高校生の意見交換会。
「なんでも聞いてほしい」という知事に対して高校生の質問は…?

リポート「こちらでは知事と飯田高校生の 意見交換会が行われています。能登半島地震発生以降、被災地の学生との意見交換会はこれが初めて。今年を復興元年と掲げる馳知事が生徒の意見に耳を傾けます」

意見交換会に参加したのは被災地、飯田高校の1、2年生。この高校では、防災をテーマに調べ学習をしているグループがいて能登半島地震の経験を生かし各自が防災士の資格を取得したことなどを発表しました。
その後行われた意見交換会。生徒からは様々な質問が…

生徒「飯田高校では(地震当時)避難者が殺到した一方で、指定避難所ではないため物資がなかなか届かなかったのですが何か状況を改善することはできますか?」
馳知事「指定避難所になっていたのは小中学校が軸だったのではないかと思います物資を集約する拠点としてラストワンマイル小中学校という住民の皆さん方に近いところに配布できるような中継点の機能があったらいいと思います」

また、こんな生徒も…
生徒「体育館を直すにはどのくらいかかりそうですか?」
質問した生徒はサッカー部所属。現在は2つある体育館のうち1つが立ち入り禁止となり、グラウンドも亀裂がない部分を野球部など他の部活と共用しているそうです。これに対して、知事は…?

馳知事「今、文部科学省で調査はやっと終わったそうです県立学校の体育館に空調を入れますみなさんの教育活動にも必要ですし、万が一、避難所になる場合地域のみなさんにも必要なので総合的に判断するとあと1,2年はかかります」

生徒「自分たちが卒業するまでは直らないと言っていたので少し残念ではあるんですけどこれから飯田高校に入学してくる後輩たちのためにもできるだけ早くスペースとか確保できるようにしてほしいと思います」

馳知事「1学期にまたやって来ますのでまた続きはその時にやりたいと思いますので…」

馳知事は2025年度も再び飯田高校で意見交換会を行うと生徒に約束しました。

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