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介護スタッフの負担を軽減…ドローンによる買い物サービスの実証実験 加賀市が国に規制緩和求め実現目指す
訪問介護などで実施されている「買い物代行」で新たな試みです。「買い物代行」とは老人ホームや訪問介護で足の不自由な高齢者などに代わり、介護スタッフが買い物を行うことですが深刻な人手不足で介護スタッフの負担となっている場合があります。そこで活躍するのは「ドローン」です。加賀市で行われたのは新たな「買い物サービス」の実証実験。介護施設からインターネットで日用品を注文すると、あらかじめ設定したルートをドローンが自動操縦で届けるというものです。
リポート:「間もなくドローンがこちらの公園を出発します。インターネットで注文された商品をこちらのドローンを使っておよそ3キロ先の介護事業者に届ける予定です」
今回、ドローンが届けるのはお菓子やフルーツなど。この狙いは、介護の現場で行われている「買い物代行」の効率化です。また、ドローンは道が狭い山間部などでも効率よく物を運ぶことができ輸送の効率化も図れるということです。
離陸からおよそ10分後。ドローンが介護施設の駐車場に着陸すると待ち構えていた配送業者が品物に付けられたQRコードを読み取って受け取りを済ませ介護施設のスタッフに注文した品物を手渡しました。
介護施設スタッフ:「これだけ雪が積もると自由に買い物に行けない方がおられますので、このようなドローンで買い物ができるということは大変ありがたいなと思っております」
加賀市の担当者:「今まで車で移動していた時には時間や人手がかかっていたところをドローンで、時間の効率化ができたところは一番大きかったかなと思います」
加賀市は今後も実証実験を行い、国に規制緩和を求めてサービスの実現を目指したいとしています。